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【File.6 消えた凶器】

「ガシャン!」
静寂な研究室で鳴り響く何かが割れる音。

西田警部は古い友人に会うべく
名字研究所に訪れていた。

「ん?何だ今の音は・・。」

彼は、佐藤二郎。西田警部の学生時代の友人だ。

「何やら騒がしいな・・」

「だ・誰か!」

ただならぬ雰囲気に西田と佐藤は、
声のする方へ駆け出していた。

2階にある研究所一室。
生物や植物を研究しているこの部屋で一人の男が
頭から血を流し、倒れていた。
男の名は、鈴木一正。この研究室の責任者だ。

研究室前には、3人の研究者が集まっていた。

「こ・これは!君達、中に入ってはいかん!
これは、殺人事件だ!!」


西田はそう告げると、慎重に部屋の中を見回した。

>> 部屋の中を見る <<

西田警部が部屋の中を見ていると他の3人の
研究員達は、冷静を取り戻すべく何やら話こんでいた。

今日は、名字研究所は休み。
当直の佐藤と、臨時で出勤している彼ら
そしてわししかこの研究所内にはいないはずだ。

しかも、2階に行く為には、我々が話しこんでいた
中央ロビーの階段を使わなくてはならん!
わしがここへきてから、誰も2階の階段は使って
おらん・・。という事は。

この3人の中に犯人がいると確信した
西田警部は研究員達に話しかけた。

「すまんが、少し話を聞かせてくれないか?」

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※名前をクリックして詳細ページへ

山田 四季(やまだ しき)
他研究室から引き抜いてきたくらいのやりて

加藤 大五(かとう だいご)
最近入った新人

渡辺 緑(わたなべ りょく)
研究室の副室長

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「3人は、全員2階にいたという事か・・・。
しかし、誰も確証を持てるアリバイを持っていない。」


西田が考え込んでいると、一人の男がやってきた。

「警部!」

「おお!探偵。わざわざすまんな。」

西田は今までの経緯を探偵に話した。

「実は犯人の目星はついているんだが、犯人を特定できる証拠もなければ、
被害者を殺したと思われる、凶器も見つからないだよ。
あの短時間なら出てきてもおかしくないんだが・・。」


「なるほど!被害者を撲殺したと思われる
鈍器が見つからないんですね。消えた凶器か・・。」

そういいながら探偵は部屋の中を見回す。

!!

「警部!犯人は警部の思う人物で、間違いないと
思います。研究員の方々の話の中に証拠となる物の重要
なヒントが隠されていましたよ。」

そういうと探偵は、部屋のある場所を調べるよう警部に告げた!

「あとは、犯人が使った凶器か・・。
そうか!!もしかして・・。」

探偵は部屋を念入りに調べ始めた。

「何か分かったのか?」

「ええ!凶器も分かりました。
これは、
まさに研究所ならではの凶器ですよ。
警部皆さんを集めてください。



探偵は、どうして犯人を特定できたのか?
凶器は一体なんだったのか?
がんばって推理して下さいね。

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